表紙によせて 2013年12月号





ガルミッシュ・パルテンキルヒェン アルプシュピッツェ(2628m)

ドイツアルプス連山が北に向かって開ける麓に抱かれるように広がる町ガルミッシュ・パルテンキルヒェンはウインタースポーツのメッカとして、誰でもスキーを楽しみたいと思うリゾートのひとつでしょう。ドイツの最高峰ツークシュピッツェ(2963m)を後方に控え、手前にはアルプシュピッツェ(2628m)が、スイスのマッターホルンに似た尖った頂上をのぞかせています。
合併してできた長たらしいふたつの町の名ですが、その経緯は、1936年の冬期オリンピックに立候補したとき、それぞれの町は小さすぎてオリンピック連盟の規定に合わず、当時の国の意向で合併させられたのだそうです。ミュンヒェンへの鉄道ができて(1889年)以来、芸術家をはじめ多くの音楽家や文化人がリゾート地として滞在し、オペラ作曲家リヒャルト シュトラウスはオペラ「サロメ」からの収益でここにヴィラを建て、晩年をすごした町としても知られています。    Foto: Markt Garmisch-Partenkirchen